前回は「札幌　賃貸　一人暮らし」のブログで物件選びのポイントについて書かせていただきました。
今回、書かせていただくのは部屋を決める際に支払う「初期費用」についてです。
敷金・礼金や清掃料など色々な項目があります。
あとで触れますが、敷金無しの場合はあとで違約金が発生する場合もあります。
きちんと内容を理解した上で皆様には契約をしていただきたいので、簡単ではございますがご説明させていただきます。

引っ越しに慣れている人であれば、大体の項目の内容や契約自体も理解出来るかもしれませんが、数年後に退去する時にあとで聞いた聞いていないなど思うことはよくあります。
なので基本的な知識だけでもこのブログを見て参考にしてただければと思います。

①敷金

札幌の賃貸アパート・マンションですと、敷金は家賃の一ヵ月分がほとんどです。
敷金とは、基本的に退去した部屋の原状回復費用に充てられるものです。
退去した部屋が毀損・汚損が無しで綺麗な状況であれば敷金は返ってきます。
仮に汚れや多少の傷があったとしても居住年数を考慮し生活上の汚れであれば、敷金が返ってきます。
ただどれくらいの金額が戻ってくるのかは、国土交通省のガイドラインに沿って行いますが、そのお部屋の現状を把握していないと何とも言えないため、ここでは申し上げることは難しいです。
家賃などの不払いがあった時は、この敷金から補填することもありますが、借主側から敷金から滞納分を補填して欲しいと申し出るのは出来ないです。
家主から敷金から不払い分を補填すると言った場合だけ有効です。
「タバコのヤニ汚れ」は借主が全額負担になる場合が多いのと、賃貸借契約書に予め書かれているのが非常い多いです。
国土交通省のガイドラインにも借主負担ということで記載されており、ヤニ汚れを生活上の普通の汚れだと主張するのは非常に厳しいです。

敷金ゼロ物件というのを最近見ますが、あとで聞いていないなど無いように書かせていただきます。
例としては、入居して1年未満で退去した場合は家賃の2ヵ月分の違約金が発生し、入居して1年以上2年未満で退去した場合は家賃の一ヵ月分の違約金が発生というのがあります。
敷金がゼロで契約時に支払う金額が少なく助かる分、こうした違約金の内容が記載されていることが多々あります。
なので、敷金ゼロの場合は必ず違約金のところを確認してください。
それと退去後の原状回復費用を請求されたら、その金額を支払いしなくてはいけません。
敷金を支払いしていないので補填する金額が無いからです。
何にしても部屋は綺麗に使いましょう(^-^)

札幌ではほとんどありませんが「敷引き」というのがあります。
主に西日本で使われ敷金と似た性質ですが、全く違う点は借主へお金は一切返ってこないのが大きな違いです。
もし転勤時などでこの言葉が出たときに、一切お金は返って来ないものだと覚えていただければと思います。

②礼金・ペット礼金

礼金とは大家さんに対して、これからお世話になるので宜しくお願いしますという意味合いが強いです。
ペット礼金はペットを飼育すると部屋に匂いや傷が付くこともあり修繕費用がその分掛かるため、ペット可の物件はこのペット礼金を支払うことが多いです。
札幌では礼金物件は新築物件に多く、新築以外で礼金を支払う物件はほとんど見かけません。
礼金・ペット礼金とも家賃一ヵ月分がほとんどですが、ペット礼金に関しては飼育する頭数によって金額が変わってくる物件もあります。
敷金と違い、礼金・ペット礼金は借主に一切戻って来ません。

③火災保険

契約時には必ず火災保険に加入が必須となります。
通常は契約期間の年数に合わせて加入となりますので、大体が2年という契約になります。
そのまま部屋を更新して住み続ける場合は、2年後にまた火災保険の支払いをしなくてはいけません。
その物件により火災保険の内訳は違いますが、一般的には「家財保険」・「賠償責任保険」があります。
家財保険は自分の家財に被害が遭った時、賠償責任保険は借主が火災や水害で家主や隣家に補償しなくてはいけない時のためです。
火災保険で支払いの対象となる原因や内容は、保険会社の商品によって違いますので、よく確認することが大事です。
退去した時には火災保険は月割りで返金になりますので、連絡しないと勿体ないですよ(^-^)/
管理会社から保険会社に解約・返金手続きの連絡をしてくれるところもあります。

④仲介手数料

借りる部屋を決めたときに不動産仲介業者へ支払うお金のことです。
通常は家賃の1ヵ月分+消費税ですが、その不動産会社によっては仲介手数料が家賃の0.5ヵ月分または無料などと書いております。当社もそうですが(;^_^A
その物件によって仲介手数料を値引出来る物件など違いがありますので、お気軽にご相談いただければと思います。

⑤清掃料etc

退去時清掃料・ストーブ分解清掃料・カギ交換費などがあります。
カギ交換費は前入居者が使用していたカギを丸ごと交換するため、契約時に支払うのがほとんどです。
退去時清掃料とストーブ分解清掃料は入居者が退去した時にそのお金を使って清掃するという名目です。
契約時に支払うのが大半かもしれませんが、退去時に支払うという相談出来るところもあります。
結果支払う金額は変わりませんが、入居時の出費が少しでも減るため退去時にしてもらう相談は結構受けます(^-^)/

賃貸の初期費用5項目について書かせていただきました！
契約時の参考になれば大変幸いでございます。
その他にも「保証会社初期費用」など契約時に聞くことがあると思いますが、次回のブログでご紹介出来たらと思います。

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Akari Estate株式会社
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