コロナで家賃が払えない!住居確保給付金とは何?
≪紹介するコロナの影響による住居確保給付金は2023年5月で終了しております≫
コロナ過によらない生活困窮による住居確保給付金は、2023年4月に要件の見直しありましたが、札幌市生活就労支援センターで受付しております(2023年12月時点)
当時、個人向けの施策でどのようなのがあったか、参考に見ていただければ幸いです。
コロナウィルスの影響で職を失ったり、収入が減るなど、貯金を崩して生活している方々や事業者の方がたくさんいらっしゃったかと思います。
2020年4月、「特別定額給付金」として一律10万円の給付が決まりました。
給付額や一律給付については賛否両論ですが、出ないよりはマシです。
使える制度は使って少しでも生活費の足しにしていくのがベストです。
今回は家賃が支払い出来なくなってしまった場合の家賃調達方法について、ご紹介致します。
—- 住居確保給付金 —-
この制度は元々、離職・廃業から2年以内の方で、家賃が払えなくなった場合に一定額を上限に家賃を支払いする制度でした。
ですが、法改正されて2020年年4月20日以降は「休業等により収入が減少し、離職等と同程度の状況にある方」というのが追加されました。
コロナウィルスの影響により支給対象を広げた形で、個人事業の方も受けられます。
申請すれば収入が減少しただけで誰でも受けられる制度なのかというと、これが色々と条件があります。
各自治体により支給額の違いがございますので、必ずお住まいの機関にお問合せしてください。
それでは支給条件を要約しますと、
① 離職・廃業した日から2年以内、またはやむを得ない休業等により、収入を得る機会が減少している。
② 申請者及び世帯全体の資産額が一定額以内、かつ収入基準額を超える収入を得ていないか。
※下記の金額を参照してください。
③ 上記の状態になる前に、世帯生計を主として維持していた。
④ ハローワークに求職の申込をする。
⑤ 生活保護、国の雇用施策による給付等(職業訓練受講給付など)、住居の確保を目的とした類似の給付等を受けていない。
管理費・共益費・駐車場代等は給付対象外です。
世帯の人数に応じ、下記の家賃額を上限として月ごとに支給となります。
基準額を超える場合は別の計算方法により支給されます。
自治体から家主または管理会社へ直接支払いされます。家賃の支払以外に使用されるのを防ぐためです。
支給期間は3ヵ月を限度とされておりますが、一定の要件により最大9ヵ月まで延長できる場合があります。
熱心に求職活動をしているがなかなか決まらないなどの条件になります。
※下記は札幌市の場合です。
単身世帯 → 基準額 8.4万円 家賃の上限額 3.6万円 預貯金額 50.4万円
2人世帯 → 基準額 13.0万円 家賃の上限額 4.3万円 預貯金額 78.0万円
3人世帯 → 基準額 17.2万円 家賃の上限額 4.6万円 預貯金額 100.0万円
4人世帯 → 基準額 21.4万円 家賃の上限額 4.6万円 預貯金額 100.0万円
5人世帯 → 基準額 25.5万円 家賃の上限額 4.6万円 預貯金額 100.0万円
そこで例として、単身者の場合
a)今住んでいる家賃が50,000円 - 上限額36,000円 = 差額14,000円が自己負担
b)今住んでいる家賃が30,000円 + 管理費2,000円 = 合計32,000円ですが管理費は対象外のため、30,000円しか支給されません。
それと、支給されるには基準月額(収入)によってきます。
単身者の場合、基準額が84,000円です。
収入(社会保険料など差し引かれる前の総支給)が90,000円だとすると、基準額の84,000円との差額6,000円は家賃の上限額から引かれます。
家賃上限額36,000円 - 6,000円 = 30,000円が支給となります。
収入は年金や失業保険も加味されますので留意してください。
預貯金額についても制限があります。貯金がある方はまずはそこから家賃を支払ってくださいということになります。
預貯金は年金積み立てや生命保険積み立て分なども加味されてきます。
これだけ見ると意外にハードル高く感じますが、少しでも当てはまると思ったら相談してみてください!
札幌市の問い合わせ先は、
札幌市生活就労支援センターステップ TEL:011-221-1766
氏名や住所、世帯数などを伝えたうえで、色々相談にのってくれます。
—- 失業保険 —-
職を失ってしまった場合は、雇用保険に入っていればハローワークに申請すれば「失業保険」がもらえます。
今までもらっていた給与の満額は手当されませんが、生活費の足しにすることが出来ます。
ただ雇用保険に加入していない場合は失業保険がもらえません。
—- 連帯保証人 —-
その次に出来ることとしては、「連帯保証人」に家賃を立て替えてもらうことです。
この状況ですので「連帯保証人」もすぐにお金を貸してくれることは難しいかもしれませんが、頭を下げて相談してみてください。
家賃が払えない状況になれば最終的には「連帯保証人」にも迷惑が掛かってしまいますので、自分の状況を事前に話しておくことは大事です。
—- 借り入れ —-
友人・知人、消費者金融などから借入するというのも一つの方法ですが、借りるときは金利や支払い方法に無理が無いか、友人・知人と仲が険悪にならならいようにしてください。
消費者金融は一度借りるとクセになり、抜け出せなくなる場合もあるので個人的にはお勧めは出来ません。
難しく感じたかもしれませんが、なりふり構わず使える制度は使わないと損をします。
家賃滞納しそうであれば、予め大家や管理会社に事前に連絡しておくと心証が違ってきますので、事前に連絡することをお勧めします。
それと家賃支払い分を敷金から相殺は出来ないのかと思う方がおりますが、借主からの申出でだけでは相殺は出来ません。
大家が良いと言えば相殺可能です。
今回、ご紹介したほかに「生活福祉資金制度」という無利子・保証人なしという借入の制度があります。
次回はその「生活福祉資金制度」をご紹介したいと思います。
コロナウィルスに負けない!
みんなで打ち勝ちましょう!!
当社はご来店されなくても、希望する条件を仰っていただければLINEで物件資料を送らせていただき、札幌市内に限りご自宅または地下鉄駅などまでお迎えに上がり、ご案内させていただくことが可能でございます。
初期費用や家賃の値引き交渉など出来る限りのことはさせていただきますので、お気軽にお問合せください。
最後までお読みいただきありがとうございます(^-^)
Akari Estate株式会社
代表取締役 佐藤 幸三
札幌市豊平区平岸4条3丁目5番8号 カプリス豊平公園1F
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